粋だなぁ。。ほっこりするねぇ。。

新型コロナウイルスがまたまた猛威を奮っておりますが、皆さん如何おすごしでしょうか。

弊社の従業員の方々にも続々と陽性者が出てきて、設備や作業工程の一部が停止しております。

事態は実に深刻ですが、取り急ぎ陽性になられた方の症状が軽症であることを祈りながら、得意先さんに事情を説明するしかない今日この頃です。

そんな防戦一方のわたしにも、先日工場に入っていると、入社3年目の従業員の子とのやりとりでほっこりすることがありました。

その時のやりとりになります。

従業員「ちょっとこの機械の事で教えていただけますか?」

私「全然いいよ。どうしたの?」

従業員「ここの部品がおかしいからバラしたら、ネジが折れてこの部品が外れてました。ただ折れたネジが刺さったままなので、どうやってとったらいいですか?」

私「なるほど。まずここの部品外さなあかんから、ちょっと4㎜の六角貸してくれる?」

従業員「どうぞ。」

私「うわっ!無茶苦茶良い六角使ってるなぁ。。買ったん?」

従業員「はい。」

私「高かったやろ?」

従業員「セットで4000円しました。」

私「マジで!?ほおぉ。。ええ事や。」

ここで、何がええ事なのかといいますと、技術者見習いとして入ってきた従業員が会社から支給した工具もありながら、さらに自ら工具を買うという姿勢が、教える側の立場からすると非常に嬉しいですよね。

大体よくあるのが、「工具失くしたので、新しいのいただけますか?」というのが大半なのに、自ら仕事の為に工具を買って大切にしているなんて、ちょっとほっこりするのは私だけでしょうか。

ひと昔前の当たり前が通用しない、なんでもドライになってきた世の中での、彼の姿勢には粋を感じました。

以上現場からでした。